2010/07/27

贅沢な道具


カップ味噌の充填時に使う重要な道具を
オートマタ作家、原田和明さんが
切って、削って、叩いて
作ってくれました。

なんとも贅沢な道具。
これだけを欲しがる人がいそうです。


※文章はパクリではありません、オマージュです。

2010/07/21

天地返し


1年間熟成させる長期熟成の味噌は梅雨が明けた頃、桶に入っている味噌の上下をひっくり返す「天地返し」という作業を行います。
大きな桶で仕込むので、真ん中あたりと外側、上の部分と下の部分とではどうしても熟成環境が異なってくるので、途中混ぜることにより熟成中の味噌の塩分・水分などを均一化させ、熟成ムラをなくす必要があります。また、少し酸素に触れさすことにより酵母を活性化させるといった目的もあります。
ただ、あまり何度も空気に触れさせるとカビや雑菌が繁殖してしまうので、年に1回~2回くらいが良いとされています。
現在熟成中のこの味噌の場合は、塩分や麹の割合から考えて梅雨明けの湿気が少なくなった今の時期に一回、この「天地返し」を行うようにしています。

つまり、若者(熟成中の味噌)には悪い友達(カビ・雑菌)がつかないよう箱入り(桶入り)にしておいた方がいいけど、たまには外の空気(酸素)を吸わせてあげた方が気分転換になって(酵母が活性化されて)将来良い大人(美味しい味噌)になるよということだと私は捉えています。
是非良い大人になってください。

ちなみにこのお味噌は、冬に発売予定の長期熟成の米みそ(新商品)です。
どうぞお楽しみに。

FAX注文用紙

ファックスでのご注文をいただくことが多いため、専用用紙をご用意いたしました。
こちらのFAX注文用紙をクリックするとPDFファイルが開きますので、そちらをプリントアウトし、必要事項をご記入後、FAXを送信してご注文ください。
弊社より確認のFAXを送信したのち、商品を発送致します。
なお、送り先が複数の場合はこちらのギフト用FAX注文用紙をご利用ください。
ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

2010/07/15

雨のあと


今年も本当によく降りました。
光浦醸造の近辺は海が近いということもあり、降った雨水はほとんど海に流れ、被害はほとんどありませんでしたが、近辺各地では被害が出ており、早い復旧を願うばかりです。
ここ防府市は昨年の災害のこともあり、すっかり大雨のイメージが付いてしまっているようですが、そもそもこれまで、こんなに雨が降るなんてことはありませんでした。
たまたま2年連続で大雨になったのか、それとも、こういう気候になってしまったのか。。。
どちらにしても、毎年のように異常気象という言葉が飛び交う昨今、災害に対しての知識と準備はしっかりしておきたいものです。

雨のあと、ようやく日差しが射してきました。

2010/07/13

5年くらい前だったか、「味噌醤油料理専門店の居酒屋を作りたい。」と言って突然会社を訪問してくれた元気なお兄さんがいました。その人はとてもエネルギッシュでポジティブで、一目見ただけで明るい大きな将来を感じさせてくれるそんな人でした。
だから一昨日、突然の訃報を聞いた時は本当にショックで。。。仕事が終わり次第広島に向い通夜に参列したのですが、遺影を前にしてもやはり嘘のよう。タクシーに乗っていただけなのにこんなことになるなんて。39歳、これからが本番という時に本当に残念でなりません。
日山裕朗さんのご冥福を心からお祈りします。

2010/07/11

田舎みそ500gカップ入り新発売。


「田舎みそ」500gカップ入りの販売を開始しました。 直売価格 380円(税込)
詳しくはこちら → http://www.asahimiso.com/details_mitsuura_inaka.html

麹をたっぷり使った甘口の麦みそであるこの「田舎みそ」は、昔から作り続けている
光浦醸造のメイン商品です。

昔から・・とは言っても、正直、140年前から全く変わっていないわけではありません。
戦前、戦後、高度成長期~今にかけて、それぞれの時代に最良のものを作ろうと努力し、少しずつマイナーチェンジを繰り返して今のかたちになっています。

この商品にとっての最良とは、地元の幅広い方々の生活に根付き、地域の食文化の一端を担うこと。つまり、地域性を守った味であること、毎日使える価格であること、安全な原料をつかうこと、どうしても使わざるを得ない添加物に対してはしっかりとした知識を持ち、その使用量や必要性を熟慮すること、これまでのものをガラリと変えないこと。

実際、作品のような高級味噌を作るほうがよっぽど簡単ですし、つくり手としても気分が良いものですが、それではなかなか地域の食文化を形成することはできません。
全国の一部の人へ向けてではなく、半径20km以内の幅広い人々の生活に根付いた"地域の味"を守ることが、これまで地域の方々に支えられてやってこれた小さな醸造所として何よりも大切なことだと考えています。

この田舎みそは、その目的のため、これまで長い間作り続けてきましたし、これからもその思いを持って作り続けていく、光浦醸造にとって最も大切な商品のひとつです。

山口県にお住まいの方は、機会がありましたら是非一度お試しください。

2010/07/07

ソテツサラバ


会社の事務所のすぐ横には大きな大きなソテツがあります。
樹齢ウン百年。(謎)
よくもまぁこんなに大きくなったものです。
しかし、ジワリジワリとはいえ、大きくなり過ぎてしまい、数年前には高さ6メートルの電線に当たるようになってしまいました。
一度は電線の位置を上げてもらったのですが、近頃はだんだん道路側にせり出してくるようになり、もし強風で折れて道路に落ちてしまうと危険なので、上部の一部を切り落とすことに。


何十年もかけて育ったものをたった10分で切り落としてしまうのは心が痛みますが、これも共存共栄のため、仕方がありません。


切ってみれば案外スッキリ。
しばらく電線のことは気にしなくて良さそうですね~。

あ~、ちょっと髪切ってこようかな?

2010/07/06

お中元ギフトはじめました。


ちょっと遅くなりましたが、お中元ギフトの販売をはじめました。
詳しくはこちら → http://www.asahimiso.com/shop_gift.html
これからの素麺の時期におすすめなのが、 まほうつゆ3本セット 1,480円。
まほうつゆは4倍に薄めるだけで簡単に素麺つゆになりますので、これからの暑い季節は大変重宝します。
もちろん、全て包装紙で丁寧に包装し、熨斗(のし)にも無料で対応しています。

また、防府市のユアーズバリュー右田店さん、デザインプラザ防府さんでもギフト商品を販売しておりますので、そちらも併せてよろしくお願いいたします。